嫌だって言ってるのに
くるみ「ゲホゲホッ・・・んっ・・ん゛!!・・・ゲホゲホッ・・」
優希「う~ん・・・苦しいねぇ。
どうするかな・・・・」
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痰を排出させるための処置は十分行っていたし、、
それもあまり効果がないとなると・・・・
あとは吸引してあげるしかないんだよな・・・・
できればあんな苦しいこと、やりたくないんだけど・・・・
でも、これもくるみのためだから。
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俺は看護師を呼んで吸引器を持ってきてもらった。
優希「くるみ?今息するの苦しいでしょ?
気管きれいにしてあげて、呼吸楽にしてあげようね?」
くるみ「ゲホゲホッ・・・・なに・・・・・するの?」
優希「ん・・・・・・ちょっと、吸引をね。
だいじょうぶ。すぐ終わらすから。」
優希「やっ・・・やだ・・・・・・にぃに…」
俺が吸引という言葉を言った瞬間、目に涙をためて体を震わすくるみ。
優希「ごめんね・・・・このままだと余計に悪化しちゃうからさ・・・
ちょっとの間だけ頑張ろうね?
ごめん、光輝固定まわってもらっていい?」
僕はさっき呼んだ光輝に固定を頼むと、手袋をつけて吸引用のカテーテルを手に持った。
光輝「くるみちゃーん頑張るよーごめんねー」
くるみ「んっ!!・・やだっ!! やだぁぁーー!!」
優希「そんなに暴れると時間かかっちゃうよ?
頑張って早く終わりにしちゃおうね。
ほら、あ~んして。」
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どこからこんな力がでてくるんだってくらいに暴れてるくるみ
光輝もそんなくるみを固定するのに苦労してるみたい。
光輝「ごめんね〜くるみちゃん?
ちょっと口開けようね。」
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いくら待っても自分から口を開けてくれそうになかったから、
顎を引きながらくるみの口の中に指を入れて無理やり口を開かせた。
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くるみ「んっ・・んっ!!・・・んーーー!!!!」
優希「くるみ、口閉じないで?
奥歯ギュってしちゃダメだよ?」
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俺も精一杯の力でくるみの口を開けてるんだけど、
くるみもも口を閉じようと必死で抵抗してくる。
これじゃあ全然進まないよ~。