嫌だって言ってるのに
あれ、今日なんか具合悪いかも、、泣
「ねぇ?、くるみ?」
「なに?」
「今日ちょっと調子悪いでしょ?」
「え?あ?す、少しだけ、、!でも学校は行けるくらいから大丈夫」
休んだら確実に病院行きだよね…
「とりあえず熱はかろっか。」
「いいって。大丈夫。」
「いいから、いいから、とりあえず、測っ
て、はい、体温計」
お医者さんのにぃにはこういう時めんどくさい…
「だから、ないってのに。」
ピピピピピピピピ
うわ、38度7分もある…
誤魔化そ…
「あれ?なんで消した?」
「いやお熱無かった!!! あぁもぉっ!!」
にぃにが体温計をあたしから奪いとってきた泣
優希兄ちゃんは体温計の上にあるボタンを押して、ディスプレイを見た。
「っ...」
「あーもう、、普通に熱あるじゃん…今日は学校休んで病院行こう??俺が連れてってあげるから、ね?。」
「え、なんでやだよぉ…」
『なんでやだって気持ちになっちゃう??』
「だって病院行ったら痛いことしかしないもん…泣」
「そっか、痛いのはやだよね。俺もよーく分かるよ。くるみは病院苦手さんなの知ってるけどね?さすがに高熱は行かなくていいよとはならないからね??」
「もっ。」
「そんなことしたって行くからねぇ?。」
私は無理やりにお姫様抱っこされ車に乗せられた。
『おーい??くるみ〜?もうすぐ着くからねー?』
くるみは何を言っても無視。
くるみの得意技は無視だもんな。。(笑)
病院に到着。
「くるみ〜着いたよ〜?」
「… グスッ…ヒック…大嫌い。」
「そんなこと言わないでしょ〜?」
「ここ、待合室で待っててな。今消毒終わったらすぐに呼ばれるからね。」
〜待合室〜
看護師「五十嵐くるみさん〜1番診察室へどうぞ〜」
心臓がバクバク…
〜ガラッ〜
「おー?ちゃんと入って来て偉いじゃん。」
「最初もしもしさせてね。」
看護師『はーいくるみちゃんお洋服捲るね』
「はい、いいよ。次喉を見るよ?あ〜ってして??」
優希兄ちゃんが鉄の棒みたいなのを取り出した。
「あっ!!待ってぇ!!そのやつやだ…」
「あ〜そうだった(笑)舌圧子苦手だったね。ごめんごめん笑。」
「うーん。喉が真っ赤に腫れてるし、インフルエンザかもしれないね。検査してみよっか。
すぐ終わるよ。」
「んっ〜やだぁ泣」
「うんやだよね、鼻に綿棒を入れてこちょこちょするだけ。すぐ終わるからね。」
「うわぁぁぁ、、やんなくていい泣」
「くるみちょっと頑張るよ〜、」
看護師さんが2人あたしの身体を抑えて来た泣
「いやぁぁ!!!こっち来ないでぇぇぇ!!!」
すぐに手と足を押さえつけられて身動きが取れない状態になっちゃった泣
もう1人看護師さんがきてあたしの顔を綿棒の方へ向けた。
もうちっとも動くなんかできない。泣泣
「いやぁぁきゃぁぁグスッ…!!!」
「うわぁぁぁん、ゲホッゲホッ」
「次反対のお鼻だよ〜」
看護師「ん〜?くるみちゃん上手だよ〜上手に出来てるよー」
「はい、頑張ったね!もうおしまい〜。」
もういい加減泣きやみ? (笑)
「一旦泣きやも?(笑)」