恋っていうより、愛でしょ
んなもん、前世くらいは恋人!いや、夫婦にさせてくれよ!
なんて単なる"かもしれない話"にムカついて、
大好きなオムライス半分残してふて寝したこともあったな。
最近はもう、あいつが将来誰かと結婚して子供作って、幸せに暮らすのを黙って見送る覚悟くらいは出来ている。
つもりではある。
でもまぁ、あいつに本気で好きな人が出来た時は、の話だけどな、あくまで。
まぁ、俺よりあいつのこと好きなやつなんてこの世にいるかどうかは分かんねぇけど。
「そういうことなら早く帰ろう!」
『まだ16時なんだけど』
「んじゃあ、走って海でも行こう」
『体力鬼すぎん?』
「ほら!走るよ!だらだらすんな〜!」
『あ、おい!待てって!』
マジで行くのかよ。