恋っていうより、愛でしょ
そんなこと、分かってる。
友達の手前だって、仕方ないって分かってる。
だけどムカついて仕方なかった。
『んな顔すんなよ。こっちまで苦しくなるだろ』
「だって、っ、」
『そんな顔させたくなかったからずっと隠してきたんだ。でも結局ヒカリを悩ませてるな』
「別に、悩んでなんかっ、」
ぎゅっ
「っ、、」
なんで今手握るのさ。また泣きそうなるじゃん。
『大丈夫だよ、ひかり。
この先誰と付き合おうが、結婚しようが、ヒカリが俺を必要としてる分だけ側にいる』
「リヒトっ…」
『変わんねぇよ。これからもずっと俺ら、
幼馴染だよ』