君の甘い笑顔に落とされたい。

「ね、ねぇっ、やっぱりこの丈ちょっと短いんじゃ……」

「大丈夫だよ〜それが可愛いんじゃ〜ん」
「私らいま学校一可愛いから!自信持って!!」


うぅ、そりゃあ2人は可愛いから似合ってて当然だと思うけど!
私は2人に比べたら地味目というか……っ。

だめだ、これを着て廊下を歩くだけでもすごく恥ずかしい。
周りの人から変な風に思われてないから心配だよ……。





「──えっ!!茉白!?めっっちゃくちゃ可愛いじゃん!!!」


教室に着くなり、桃ちゃんがびっくりした様子で駆け寄ってきた。


「実はね〜花戸さんにメイクもしてあげたんだ〜〜」
「せっかくの文化祭だしね!リップは私のを貸してあげたの」


「だからか〜!いつもの5割増で可愛いわ」なんて言いながら、私の顔をまじまじと見る桃ちゃん。
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