隣にいるのはツンデレ彩くん。
母さんのことは大事だから、入学はした。


……思ってたよりは、悪くないヤツが相手だった。


俺に興味なんてなさそうで、関わりたくないだと。

本当は頭の中お花畑の、夢みがちなヤツなんだろうけど。



そんなヤツが用意してくれた朝ごはんに、手をつけた。


正直驚くほど、美味かった。

朝食にしてはだいぶ手が込んでいるようだったし、なんだかんだアイツも真面目なのだろう。


***


それから、支度をして教室へと向かった。


……案の定、廊下で女に絡まれた。


正直今にも意識が飛びそうなぐらい、気持ちが悪かった。


だけどそんな中、アイツは駆け寄ってきた。
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