隣にいるのはツンデレ彩くん。
王子様じゃ、ないはずなのに。
風船ゲームで、密着してから……。
「おかえり、陽菜」
「た、ただいま……」
彩くんは、心なしか……いや、誰から見てもわかるほど、私に懐いた気がする。
今日はたまたま教室から友達と帰ってきただけで、普段は一緒に部屋まで帰るし。
なんなんですか、あなたは……。
「あ、あの、私やっぱり出てくる」
「は?なんで?」
「ちょっと用事」
そう言って部屋を出た。
「おかえり、陽菜」
「た、ただいま……」
彩くんは、心なしか……いや、誰から見てもわかるほど、私に懐いた気がする。
今日はたまたま教室から友達と帰ってきただけで、普段は一緒に部屋まで帰るし。
なんなんですか、あなたは……。
「あ、あの、私やっぱり出てくる」
「は?なんで?」
「ちょっと用事」
そう言って部屋を出た。