隣にいるのはツンデレ彩くん。
はっ……!もしかして、昨日の夜ごはん、作ったのは彩くん……実は私をなんらかの理由で恨んでいて、何かしら毒を盛られた……!?


いやいやだから、そんな物騒なこと考えちゃダメだって私……!!


「鮫上くん!デート!頑張りましょう!」

「んあ? そうね評価のためにね」


話題となっている倉下さんたちも、仲良さそうにそんな会話をしていた。


……私たちも、話題になるぐらい仲良くなりたいな……。

ってえ!?私、本当何考えてんだろ……!!


ぶんぶんと首を左右に振る。


「陽菜?大丈夫か?」

「へっ?あ、うん、全然大丈夫!元気だよ!」

「そりゃ見ればわかるけど……やっぱりなんかあったんじゃないのか?」


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