隣にいるのはツンデレ彩くん。
ありえないほどのバカ力で、腕の中に閉じ込められてしまったのだ。


「ぬなっ……!!なななっ……!!」


な、なんなの!?

悠人って?誰かと勘違いしてる!?


無駄に顔がいいせいで、余計に心臓の音うるさくなる……!!


ドクッドクッと頭に鳴り響く心臓の鼓動音。


どんどん顔が真っ赤になって行くことがよくわかった。


あああ恥ずかしいっ……!


私、男の人に免疫がないんだ……!!

兄弟だって、妹が一人いるだけの姉妹だし……!!

彼氏なんて、出来たこともない。


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