弟子入りさせて下さい、生徒会長!
そんなの返事は決まってる。
学食大盛りタダ券の為ならなんだってやれる。
「もちろんです」
ふわりと、心の奥から、楽しそうに生徒会長笑った。
いままでの笑みとは違って、どこか幼い雰囲気があるような・・・
「がんばってね」
「はい」
生徒会長の顔を見ると、はじめの笑みに戻っていた。
私は席を立とうとして…気がついた。
私はまだ生徒会長の名前を知らない。
下の名前はさっき耀義先輩が悠也って言ってたけど。
でもこれ聞いていいやつかな?
「そういえば生徒会長」
「ん?どうしたの?」
ふわっと笑いながら生徒会長が私を見た。
後ろにいる耀義先輩もこっちを見ている。
言い出しにくい・・・調べればいいんだけど、めんどくさいしな。
・・・聞くか。
「生徒会長の名前ってなんですか」