弟子入りさせて下さい、生徒会長!

「つまりこいつが生徒会のメンバーになればいいんだろ」

いきなり耀義先輩が口をはさんできた。
手には紅茶ののったお盆を持っている。

真っ黒な髪にたくさんのピアス、それにブレスレット。
紅茶とは相いれなそうなのにめちゃくちゃ様になっている。
イケメンなにしてもイケメンなんだな。

「ちょっと雅人、それ僕のセリフ!」

「別にこれくらいいいだろ、どうせ俺のこと忘れていたんだろうしな」

耀義先輩がさも傷ついたように、おどけた口調で言った。

「あっ…もしかして雅人…怒ってる?」

2人とも仲良いな。

「あー、ごめん。ホントにごめんね」

「どうでもいい。それよりこいつとの話の続きをしたほんがいいんじゃないのか」

「え、ああ、うん。それで、海影さん。
さっき雅人……耀義が言ってくれたけど、海影さんが生徒会に入れたら時は弟子入りの話うけてもいい。
…ところで海影さんは生徒会に入る方法知ってるのかな?」

「はい。ちょうど私が入学した時にやっていたので」
< 9 / 19 >

この作品をシェア

pagetop