弟子入りさせて下さい、生徒会長!
「つまりこいつが生徒会のメンバーになればいいんだろ」
いきなり耀義先輩が口をはさんできた。
手には紅茶ののったお盆を持っている。
真っ黒な髪にたくさんのピアス、それにブレスレット。
紅茶とは相いれなそうなのにめちゃくちゃ様になっている。
イケメンなにしてもイケメンなんだな。
「ちょっと雅人、それ僕のセリフ!」
「別にこれくらいいいだろ、どうせ俺のこと忘れていたんだろうしな」
耀義先輩がさも傷ついたように、おどけた口調で言った。
「あっ…もしかして雅人…怒ってる?」
2人とも仲良いな。
「あー、ごめん。ホントにごめんね」
「どうでもいい。それよりこいつとの話の続きをしたほんがいいんじゃないのか」
「え、ああ、うん。それで、海影さん。
さっき雅人……耀義が言ってくれたけど、海影さんが生徒会に入れたら時は弟子入りの話うけてもいい。
…ところで海影さんは生徒会に入る方法知ってるのかな?」
「はい。ちょうど私が入学した時にやっていたので」