君への想い、この音にのせて〜こじらせ幼なじみの恋の行方は〜
デザイン部のみんなが毎年クオリティの高いものに仕上げてくれるんだけど・・・
「え、ちょっとこれ、凄すぎない?・・・ウェディングドレスじゃん」
「ほんとほんと!鈴ちゃんに絶対似合うよー!」
「えー!楽しみ!早く着てみて着てみて」
目の前に広げられたドレスを見て、唖然としている私。
いや、すごく、すごく可愛いの。
可愛いんだけど・・・
「私、着こなせるかな・・・」
それがすごく不安。
せっかく素敵なドレスなのに、似合わなかったらどうしよう。
「大丈夫だから。着替えに行こ鈴、手伝うよ」
蘭ちゃんがそう言ってくれて、渋々着替えに向かった。