君への想い、この音にのせて〜こじらせ幼なじみの恋の行方は〜
「む、無理だよっ。みんな見てるっ」
「フッ。冗談だよ。さすがに鈴のキス顔は見せられない」
「〜〜っ」
なんか、奏に振り回されてる気がする。
「もうこのくらいでいいだろ。鈴、滝たちと写真撮るだろ?早く撮って二人になれるところ行こ」
「あ、うん」
私たちは蘭ちゃんたちのところへ向かった。
「あら、やっと来た」
お母さんが蘭ちゃんと喋っていたみたいだ。奏のお母さんの優さんもいて、私たちを見てにこにこ笑ってる。