君への想い、この音にのせて〜こじらせ幼なじみの恋の行方は〜
優さんも、奏のお父さんも誇らしいだろうなぁ。
奏もたまに照れたりしながらも嬉しそうだった。
美味しい料理とみんなが笑っているこの空間がとても楽しくて、終わって欲しくないなぁなんて思っていた。
「まさか、MVP取るなんて思ってなかったから、急にアメリカ行くなんて、びっくりしたけどね!」
優さんの言った一言で、みんなの笑い声が止まる。
奏も一瞬ビクッとしたように料理を掴んでいた手を止めた。
え・・・?