君への想い、この音にのせて〜こじらせ幼なじみの恋の行方は〜
「ううん、謝らないでいいよ。奏が認められたってことでしょ?すごいことだよっ。夢に近づいてるんだし、私はそれを応援したい。ほんとよかったね!おめでとう」
「ああ、ありがとな」
ちょっとホッとしたように笑ってくれた。
・・・よかった。
もっと長い期間アメリカに行ったっきりになるのかと思った。
そんなのは耐えられる自信がないけど、どうやら2ヶ月みたいだし、それだったらまだ耐えられる。
「鈴はさ、その・・・平気?俺と離れても」
今度は奏がなんだか落ち込んでいるように見える。