君への想い、この音にのせて〜こじらせ幼なじみの恋の行方は〜
「ーーー鈴っ!」
奏がこっちにやってきた。
「おやおや?」
蘭ちゃんがなんだかニヤニヤしている。
「奏、どうしたの?」
「あー、昼飯、俺らと一緒に食わねぇかと思って」
「あ、ごめん。これから昼練だから音楽室で2人と食べることになってて」
蘭ちゃんと十也くんとこれから音楽室に行く予定だった。
「あー、そっか、じゃ放課後だなっ!昼練がんばって」
「うん、ありがとう!」
あれ・・・奏、十也くんのこと睨んでる・・・?
「華山、行こ」
「あ、うん」
十也くんも奏をチラッと見て教室 の入り口に歩いて行ったけど、なんか一瞬バチっと雰囲気悪くなったような・・・
気のせいかな・・・