君への想い、この音にのせて〜こじらせ幼なじみの恋の行方は〜
「そんな、べつに別れなくても、私は応援するよ?遠距離でも頑張るからっ、別れるなんて、ーー」
「いや、俺が無理。ずっとこっちでバスケやるつもりだから。・・・鈴は、そっちで幸せになって」
「何言ってるの?奏、勝手すぎるよっ。私は、奏と一緒にいることが幸せなの」
「だから、それができないって」
「なんでっ、遠距離でも繋がっていれば大丈夫なのに」
「・・・お願いだから、鈴、俺と別れて」
「・・・・・・そんなに、・・・別れたいの?」
「うん・・・」
「このあいだ、奏が他の男子に気移りするなよって言ったじゃない」
「・・・」