君への想い、この音にのせて〜こじらせ幼なじみの恋の行方は〜
「鈴」
名前を呼ぶと、すぐに顔を上げた鈴の唇を勢いよく奪った。
「っん」
合間に漏れる鈴の声が、益々俺を焚き付ける。
「っぅ・・・そ、う・・・」
苦しくなったのか俺の胸をトントンと叩く鈴に、名残惜しくも唇を離した。
顔を赤くして、肩で呼吸している。
「鈴ちゃん、あんまり煽らないで」
「っはぁ・・・煽ったつもりは、ないよ」
俺の目を見て訴えてくる可愛い鈴。