君への想い、この音にのせて〜こじらせ幼なじみの恋の行方は〜
ビーーーッ
ブザーが鳴り試合が終わった。
これで部活も終わりのようだ。
「鈴、どうする?校門で待ってる?」
「あー、うん!そうしようかなっ」
また靴を履いて校門に向かう。
「いやー、それにしても奏は相変わらずすごいわねっ」
「そうだねー。勇也くんもカッコよかったじゃん!」
「・・・まぁねっ」
ふふ、蘭ちゃんかわいいなぁ。
奏はもちろんだけど、勇也くんも負けず劣らずバスケがうまい。
「蘭ちゃんも勇也くんのこと待ってる?」
「あー、私はどっちでもいいんだけど、来たらちょっと話そうかなぁ。どうせ帰っても電話するんだけどね」
「ふふっ、ラブラブだ」
「ちょっと鈴、からかわないでよぉ?」
「からかってないよ〜」
あははっ、と二人で笑い合ってるといつのまにか校門に着いた。