君への想い、この音にのせて〜こじらせ幼なじみの恋の行方は〜


いや、

まだ何も始まってねぇし、
終わってもないだろ。


いつまでも女々しいことしてんじゃねぇぞ俺。

ダサすぎるだろ。


諦めたって言われても、一度は好きでいてくれてたんだ。


だったら、


今度は俺が、本気でぶつかりに行く。



絶対、また振り向かせてみせる。




「っしゃ」


さっきまで項垂れていた自分に喝を入れて、また歩き出した。


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