君への想い、この音にのせて〜こじらせ幼なじみの恋の行方は〜


6限目が終わって、SHR待ちの時間。


結局、奏とはまだ一言も話していない。




チラッと奏の方を見ると、いつものように女子や男子に囲まれて話している。




もう、前みたいに話もできないのかな・・・




自分から遠ざけるようなことをしておいて、何言ってるんだって思うけど。




昼休みに蘭ちゃんと話して自分の気持ちを認めてから、昨日の自分の言動をこんなに後悔することになるなんて思ってもみなかった。






・・・・・・・・・ぱちっ



「っ、」


どうしよう!目が合っちゃった。

びっくりして反射で逸らしたけど、いつのまにかボーッと見ちゃってたんだ。



う〜、今のは恥ずかしすぎるよ・・・



ずっと見てると思われたかなぁ、


逸らしたのも不自然過ぎたよね・・・



あー・・・やだやだ。



普通にするんだよ、普通に。

自然に、自然に。



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