君への想い、この音にのせて〜こじらせ幼なじみの恋の行方は〜


「明日よね?奏くんの試合。お母さんたちも観に行くから」



テーブルに向かい合って座り、やわらかく煮込まれたロールキャベツを食べながら話す。



ん〜美味しいっ

じわっと肉汁が口の中で溢れる。



「優さんと行くんだね。私も部活終わったら蘭ちゃんとすぐ行くよ」



お母さんは、ほんとに奏のお母さんと仲良いなぁ。


「優ちゃん、すごい張り切ってるのよ」


「ふふっ、優さんらしいね」



そんな他愛もない話しをしながら食べていたら、あっという間に完食してしまった。



「ごちそうさまっ」



食器をキッチンに運んで、しばらくリビングでくつろいでからお風呂に入った。



< 70 / 268 >

この作品をシェア

pagetop