君への想い、この音にのせて〜こじらせ幼なじみの恋の行方は〜
び、
びっくりした・・・
ドクンドクンッ
心臓が大きく拍動している。
お風呂から上がってしばらく経つのに、また顔が火照っているのがわかった。
『俺のこと、ちゃんと見てて欲しい』
頭の中で何度もリピートされる。
・・・私に?
そんな好きな人に言うみたいな言葉・・・
あぁもう。
嬉しいけど、本当に奏が何考えてるのかわからないよ・・・
でも、奏も話しがあるみたいなこと言ってたよね。
明日、聞きたいこと聞いて、このよくわからない状況をちゃんとはっきりさせよう。
とりあえずは試合の応援だっ。
そう意気込んで、早めに眠りについた。