君への想い、この音にのせて〜こじらせ幼なじみの恋の行方は〜
「鈴!蘭ちゃんも!こっちよ!ちょうど良いタイミングで来たわね!」
「あら!鈴ちゃん!本当いいところに!こっちこっち!」
お母さんと優さんが手招きしている。
お母さんたちの所へ行くと奏たちがプレーしているのがよく見えた。
どうやら相手も強豪らしく、やや押され気味の様子。
接戦の様子が見て取れる。
すると、
「奏ーっ!!鈴ちゃん来たわよー!!」
優さんがいきなり、周りの歓声にも負けない大声で叫んだ。
えぇぇぇぇぇーーーっ
わたし⁉︎
ちょっと優さん〜っ
恥ずかしすぎるよっ・・・
「ははっ!」
隣の蘭ちゃんは楽しそうに笑ってて、私は恥ずかしくて一人であわあわとしていた。