一度倒れたら、溺愛がとまりません!!

そして、南をおんぶして家に送った。
インターホンを押すと、南の父親がでてきて、南を見ると

「晴基くん、ありがとう。」

「いや、送るくらい大丈夫ですよ。」

すると南の父親は首を振って、

「違うよ、……
南を泣かせてくれてありがとう。
南は…心配をかけないようにって、
涙を隠してたことに気づいてたんだけね、
どうすることもできなくて情けない父親だね」
と言って、苦笑いをした。

「部屋まで運びますよ」
と、俺は言って南を運んだ。

そして、

泣きたくなったら、いつでも来ていいから

と書いたメモを置いといた。




 







< 11 / 255 >

この作品をシェア

pagetop