一度倒れたら、溺愛がとまりません!!
「晴は?寝るの?」

「いや、俺はやることがあるから」
南が横になるのを確認して、仕事の道具を取りに行こうと思ったら、

「あっ、はる」
俺がこの部屋から出ていくと思っているのだろう。この部屋で仕事をやるつもりだが…意地悪しちゃお
「なに?」

「いや、別に何もないんだけど」

「そ、おやすみ」
ほんとにでていこうとしたら
「あ、の、私が寝るまでいてくれませんか」

やっと言ったか。

「いいよ、てか、最初からそのつもりだったけど」

「だったら…なんででていこうとしたの?」

「仕事の道具をとりにいこうとしただけだよ」
頭を撫でた。
すると、南は深く布団をかぶった。

「…恥ずかしい。こんなこといつもなら言わないのに…。」
確かに南のイメージは、病院内だとクールになっている。俺はそれを聞いた瞬間吹き出しそうになったけど。
「それだけ俺に心を許してるからじゃない?俺は嬉しいよ」
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