一度倒れたら、溺愛がとまりません!!
「なんか、晴にずっと主導権握られてる気がする。悔しい」

そんなことないけど。素直に俺はあの研修医に嫉妬してるけど…
バレてないなら俺は南の前ではクールでいよう。

「今さらだろ。昔から変わらないよ。
さっ、寝るよ南は」

「…寝れない。あっ!子守唄歌って晴」

「急に?!まぁいいけど、選曲は俺で」

(大きなのっぽの古時計 おじいさんの時計〜)
俺は、大きな古時計を歌った。
昔、南のお母さんに歌ってもらったことがある曲だったからだ。

歌い終えると、南は寝ていた。涙は流れていたけど。
「ガンバレ、南」
応援したくなった。
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