一度倒れたら、溺愛がとまりません!!

変化

「俺が送っていきます。」
「あらそう、わかったわ。親御さんにも、
そう連絡しとくわ。」

話し声が聞こえる。目を開けると
保健室のベットに寝かされていることが
分かった。起き上がろうとした瞬間
カーテンが開いて、
「起きた?体調は?」
そう晴が聞いてきて
私のおでこに手を当てた。
「うん、大分楽になった。」
「良かった。熱はないけど、心配だから、一緒に帰るぞ」
「分かった。ありがと」笑顔で返した。
そして、立とうと思ったとき
ガラガラっと、ドアが開いた。
「あの、3年の華奈です。有川さんの荷物を持ってきました。」
「華奈、どうして」
「今までごめん。和田さんが怖くて、言う通りにするしかなかったけど、晴基の言葉を聞いて、やめちゃった。許されないとは思うけど、もう、無視はしないから。
お大事にね」そう告げて出ていってしまった。
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