一度倒れたら、溺愛がとまりません!!
四章

蜜月

あれから、2年後…

私は救急専門医の研修医として晴と同じところで働いている。

救急医は、体力も精神面も他の科よりもいっそう強くなければならないとこの2年で改めてわかった。

「南、こっちおいで」
変わったことといえば、恋人として同棲し始めてから、毎朝晴がいるときは私の体調を診察してから一日が始まるぐらい。

ちなみに…私達はとても順調にお付き合いしている。

「聴診器あてるから、服上げて。はい、オッケー。じゃあ、胸の音聴くよ。よし、問題なし!熱は?平熱と」

チュ
晴が額にキスを落とす。

「よし、朝ごはん食べようか」
ちなみにこれも、毎朝。

この習慣が始まってから少しでも体調が悪いと分かればどれだけ出勤するのに大変か…思い出すだけで笑っちゃうくらい過保護だ。

でもそれで私は大切されてると改めて分かる。
私には精神的にも必要な時間になっていた。
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