一度倒れたら、溺愛がとまりません!!
二人でベッドに入った。

「良かった、熱も下がって。発作があったから今回のは怖かった」
晴が真剣に言った。

「…うん、ごめんね。心配かけてもう、大丈夫だよ!」

「フッ、きっと体と心が休めって言ってたんだろうな。ずっと頑張ってきてたから」

その言葉ですべてが頭に流れてきた。

お母さんが事故で自分の目の前で死んでしまって、そこから医者を目指した。
よく寝れなかった。よく泣いていた。
一人で…

今では考えられないほどこの体で心で
生きていた。心から笑えてたのかな、?

でも、晴に再会した。
そこからは一人で苦しむなんてできなくなった。いや、必ず居てくれた。

お父さんが運ばれてきたときも私は晴がいなかったら、受け止めきれずに壊れてた。

そして…
お母さんとちゃんと向き合えた。
時間はかかったけど、私にはすべてが必要だった。
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