一度倒れたら、溺愛がとまりません!!
式場につくと、晴と別々に準備が始まった。

ヘアセットにメイク、アクセサリーをつけて、ウエディングドレスに着替えた。

だんだん自分じゃないみたいになっていくのを鏡で見ながら、最後の仕上げが終わった。
 
席を立って姿見で確認していると、

「失礼します。お父様がお越しですが通しても?」

「はい、お願いします」

お父さんが部屋に入ってくると

「…南。おめでとう。…綺麗だよ。
ほんとに、  泣いたらだめなのにな…
その姿みたら、 な、 うん、お母さんにも…見してやりたかった、よく似てるよ」

「うん…泣かないで。私まで…泣いちゃう。…お母さんみてるかな?…ね?みてるよね?うん、」

もう、二人で号泣しそうなところに

「はいるよ?

泣くのは早いよ、お義父さんも南も」

「あぁ、晴基くん。じゃあ、先に行ってるからな」

お父さんは私と晴に気を使ってか二人きりにしてくれた。
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