一度倒れたら、溺愛がとまりません!!
おかゆを作って寝室に入ると
大分、顔色が良さそうな晴がいた。

「お!少し良くなった?顔色が良い」

「うん、良くなった。南は?大丈夫?」

「私は大丈夫だよ、お粥作ったよ」

お粥を小皿に分けて晴に渡した。

「美味しい、久しぶりにお粥食べたわ。
これなら全部食えそう」

「フフ、良かった。あ~んってしたあげようか?」

「ゴフッ、…ダメ。あれは俺が南にやるから。お前がやっちゃだめ」

謎に理由があったらしい。
なんか、熱がある晴が可愛く見えてきた。

「はいはい、全部食べたね。じゃあ、薬飲んでおやすみ」

お粥のお皿を持って寝室を出ていこうと思ったら

晴に腕を掴まれた。

「…南、南は?寝ないの?」

可愛いことを言った晴に私の悪魔の心がなびいた。

「まぁ、寝たいところはやまやまなんだけど晴が風邪移すって言ったし…」

「…そうだな、ごめん。おやすみ」

私はお皿を台所に戻すと寝室に戻った。

そして晴の隣に潜り込んだ。

「…ん?…南」

「私も寝る。晴、過労だし移らないから
隣にいる」

晴は微笑んでもっと近くに来てっと言って
少し熱い体に抱きしめられた。


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