一度倒れたら、溺愛がとまりません!!
四章 許さ…ない
   甘えるって

の話のリメイク版です。

SIDE晴基

南が林遼平に刺されかけて、治療して今、病室にいる。
荒い呼吸で肩まで震えさせて、熱も高くて

正直もう、アイツに会うことはないだろう。
それでも 南の心に消えない傷を残した。

「ハァハァ、…こないで…こないで!」
うなされ始めた。まずい…

「みなみ!みなみ!大丈夫。大丈夫だよ」
大きな声でいっても目を覚まさず、辛そうに叫んでいる。

今度は軽く体を揺すって
「みなみー、みなみー、わかる?大丈夫だよー」

「…っ、…ハァハァハァ…は、る…ハァハァハァ」

「そう、晴。わかるなら、手握れる?」

弱くだけど握り返した。

そしてまた眠った。
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