一度倒れたら、溺愛がとまりません!!
そして、カンファで南の病状などを伝えて回診に行った。

公私混同はだめだけど、頭の何処かには南の心配がずっといつもより重く大きくあった。

心が壊れなきゃいいけど…
その心配が一番だった。でも、悪い予感は当たるもので

自分のPHSがなった。

「三浦!今南ちゃんの病室これるか?」

「どうした?」

「ちょっと荒れてて、誰も手出せない状況で…でも、晴つって呼んでんだよ」

「今行く」

走って南の病室に向かうと想像以上の荒れ具合だった。
机の上のものは床にあるし、点滴も外れて台が倒れてて

南本人は、部屋の隅っこで全身で呼吸してて
看護師に話しかけられても

「いや、!、やめて、…や!」
全力拒否。

意識の混濁もわかる。とりあえず南の体も心も壊れてる。

俺はすぐに南に近寄った。
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