一度倒れたら、溺愛がとまりません!!

メリークリスマス

街がピカピカとして、クリスマスカラーに染まる中、
結婚して初めて迎えるクリスマスは、高級レストランで夜景を観ながら……

なんて…なるわけでもなく、

「何してんだろうね、私たち」

「それ言っちゃう?」

葵と2人で病院で仕事着で勤務していた。

「うちらが例年のごとく、仕事を前々から入れてたからだね」

そう、私たちは恋人がいるわけでもなかったので2人でクリスマスは毎年仕事をしていて、そのなごりで入れてしまっていた。

「だって、こんな急展開で結婚するなんて思ってなかったしなぁ」

「たしかにね、去年のこと考えたらそう思っちゃうよね。
三浦先生どんな反応だった?」

「あきれてた。でも、南だからしょうがないか…みたいな感じで笑われた」
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