一度倒れたら、溺愛がとまりません!!
「大分、楽になった。」

「それはよかったけど、今日はこんな天気だから心配になって、一緒に帰ろうと思ったのに」

ちょっと不貞腐れた顔をして晴は言った。

「え…」

「南の教室に行っても、もう帰った
って言われて急いで追いかけてきた。」

「え、そうだったの?普通に帰ってた。」

「いや、別にいいけど」

少しご機嫌斜めな彼が可愛いと思ったのは秘密だ。

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