一度倒れたら、溺愛がとまりません!!
告白予定当日。

私は、それとなく晴を呼び出した。

緊張で手が震えるし、声も震える。
深呼吸、深呼吸。


よし、いける。

私は、たどたどしいが全部読んだ。
そして、
「晴、好き。付き合ってください。」

恐る恐る晴の表情を見ると、
悲しそうな顔をしていた。

「ごめん…、今は付き合えない。ごめん」

その答えを聞いた瞬間、私は走り出して逃げていた。
心のどこかで晴は、私のこと少しでも好きなんじゃないかとうぬぼれてた。
恥ずかしい、悲しい。その思いでいっぱいだった。


晴の言った言葉を忘れて…
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