一度倒れたら、溺愛がとまりません!!
その帰り、歩いていたら晴にあった。

「あれ、今日部活ないの?」

「監督が、体調不良でなくなった。」

「そうなんだ」 

晴は、サッカー部に所属している。
小さい頃からやっていて、キャプテンをしている。

「体育祭練習どう?進んでる?」

「まぁ、ぼちぼち。それより最近体調大丈夫なのかよ?」

そう、彼は私の病気を唯一知っていて、私
の薬も父が信頼して持ってもらっている。

「うん。普通に体育参加できてるし、苦しくないよ」
私は明るく言ったつもりだった。

「じゃあ、友達関係か。」

「え、なんのこと?」

「俺には最近元気ないように見えたから」
やっぱり晴にはごまかせないんだ。

「ダンスのペアが蒼汰でね、女子からの嫉妬心が…」

「なるほどね、何かあったら言えよ。
助けられるか分からねえけど」

「ありがと、」
笑顔で返した。
< 5 / 255 >

この作品をシェア

pagetop