一度倒れたら、溺愛がとまりません!!
次の日、学校に行くと問題が起こった。
私の上履きがない。

心当たりは、やはり昨日の体育祭練習。
すると声をかけられた。

「有川さん、上履きないの〜?やっぱ昨日
蒼汰とくっつきすぎたからじゃない」
と、クスクス笑っている和田さんがいる。

彼女は、嫉妬心が強く、自己中と女子の間では有名。
私は、返す言葉も見当たらず何も言わずに
スリッパを借りに行った。

そして、教室に入るとさっきまでザワザワしていた教室が急に私を見るなり静かになった。 嫌な予感はした。
華奈に話しかけても、無視された。それ以外の女子に話しかけてもダメだった。

それから、蒼汰が教室に入ってきたら、いつものようにクラスは振る舞い、何もなかったようにした。

たちが悪いのは、蒼汰がいると女子は私に
話しかけてくる。
それが何日か続いたあとだった。私の運命を変えたのは
< 6 / 255 >

この作品をシェア

pagetop