私の不時着→💛
ワタシはビョーキ❓
ワタシはビョーキ❓
”ワタシ…、ビョーキなの❓❓”
”え?全然でしょ、キミは。健康そのものの女子チューじゃん❣”
”でもワタシ…、ヘンな夢見てるし…”
”どんな夢だい❓”
”雲を貫くまっすぐな梯子をずっと降りてるの。とても高いところから…。一段一段…。震えながら…。でも、降りても降りても終わらないの。一歩踏み外したら落っこっちゃうよー!怖いよー”
”でも、それ…、夢なんだろう?。なら、仮に梯子を踏み外して落っこっちゃっても、平気だよ”
”でも…、ゼッタイいおかしいよ。いつもそんな夢続いてるんだもん!きっと、いつかそれ、現実になるんだ‼怖いよー‼”
”アハハハ…、そうさ!お前の見てる夢は現実へとつなぐ梯子なんだ‼一歩でも踏み外せば、真っ逆さまに転落してしまうぞ!永遠に落っこちてゆくんだよ!アハハハハ…”
***
「わー‼誰か―、誰か―!助けてよー‼落っこちゃうよー!」
バターン!
彼女の母が勢い良く、ふすまを開けた。
「キリコー!また、あんた…、こんなとこで‼中学生ににもなって、バカじゃないの!外はまだ明るいのよ!まったく~~。早く出て来なさい!」
「ママ…、ワタシ…」
キリコは求めていた。
ワタシを助けてくれる人を…。
”ママは、なんで助けてくれないの❓このままじゃ、ワタシは梯子から落っこちやうんだよ!高い高いところから、永遠に落ち続けて…。そんなの、やだよー‼”
キリコは2階客間の押し入れの中から出て、そう胸の中で叫んでいた~~。
***
「えー❓キリコ…、また押し入れの中に…❓やっぱさ、高校受験かなりプレッシャーになってるんじゃないの❓1学期の成績じゃあ、志望校、ヤバいんでしょ❓」
「まーねー。だからさ、ミクコにはさ、その辺のフォロー頼むわよ。特に英語が苦手だから、キリコは。あなたみたいに英語教室通わせとけばよかったわ。バレエ教室なんか、授業料ばっか高くて、バカ見たわ。キリコ、カラダ固いんですもん。所詮、無駄遣いだったわよ。ふー、だからさ、勉強だけじゃなくね…」
「はいはい…」
キリコの姉、ミクコはスマホをいじりながら右から左に聞き流していた。
とは言え、ミクコも3歳年下の妹が”例の夢”に悩まされ、半ばのノイローゼ状態になってるコトには、ここのところ気にかかっていたのだ。
それには深~い理由と伏線と長いいきさつがあったのである!
”ワタシ…、ビョーキなの❓❓”
”え?全然でしょ、キミは。健康そのものの女子チューじゃん❣”
”でもワタシ…、ヘンな夢見てるし…”
”どんな夢だい❓”
”雲を貫くまっすぐな梯子をずっと降りてるの。とても高いところから…。一段一段…。震えながら…。でも、降りても降りても終わらないの。一歩踏み外したら落っこっちゃうよー!怖いよー”
”でも、それ…、夢なんだろう?。なら、仮に梯子を踏み外して落っこっちゃっても、平気だよ”
”でも…、ゼッタイいおかしいよ。いつもそんな夢続いてるんだもん!きっと、いつかそれ、現実になるんだ‼怖いよー‼”
”アハハハ…、そうさ!お前の見てる夢は現実へとつなぐ梯子なんだ‼一歩でも踏み外せば、真っ逆さまに転落してしまうぞ!永遠に落っこちてゆくんだよ!アハハハハ…”
***
「わー‼誰か―、誰か―!助けてよー‼落っこちゃうよー!」
バターン!
彼女の母が勢い良く、ふすまを開けた。
「キリコー!また、あんた…、こんなとこで‼中学生ににもなって、バカじゃないの!外はまだ明るいのよ!まったく~~。早く出て来なさい!」
「ママ…、ワタシ…」
キリコは求めていた。
ワタシを助けてくれる人を…。
”ママは、なんで助けてくれないの❓このままじゃ、ワタシは梯子から落っこちやうんだよ!高い高いところから、永遠に落ち続けて…。そんなの、やだよー‼”
キリコは2階客間の押し入れの中から出て、そう胸の中で叫んでいた~~。
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「えー❓キリコ…、また押し入れの中に…❓やっぱさ、高校受験かなりプレッシャーになってるんじゃないの❓1学期の成績じゃあ、志望校、ヤバいんでしょ❓」
「まーねー。だからさ、ミクコにはさ、その辺のフォロー頼むわよ。特に英語が苦手だから、キリコは。あなたみたいに英語教室通わせとけばよかったわ。バレエ教室なんか、授業料ばっか高くて、バカ見たわ。キリコ、カラダ固いんですもん。所詮、無駄遣いだったわよ。ふー、だからさ、勉強だけじゃなくね…」
「はいはい…」
キリコの姉、ミクコはスマホをいじりながら右から左に聞き流していた。
とは言え、ミクコも3歳年下の妹が”例の夢”に悩まされ、半ばのノイローゼ状態になってるコトには、ここのところ気にかかっていたのだ。
それには深~い理由と伏線と長いいきさつがあったのである!
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