私の不時着→💛
アノ夢が止まらない!
アノ夢が止まらない!
『なるほどな…、お前の妹、高所恐怖症ではあるが、閉所アンド暗所は大好きっ子な訳か~』
「そう…、それも極度のね…。でさー、これは高校受験を控えてる精神的プレッシャーからかもしれないんだけどさ…、最近はヘンな夢…、それ同じ夢らしいんだけどここ最近頻繁に見るって、けっこう深刻なんだわ」
『どんな夢❓』
「あのね、どっかとても高いところ…、うん、下を見下ろすと雲しか見えないってから、やっぱ、小2ん時に登った山の山頂と被ってるのかも。そんでなのよ…!あの子、決まって、雲をぶち抜く長い梯子を後ろ向きで一段一段降りてるんだって。ガタガタと足震わせて…。夢に出てくるシーンはきまってこのシーンなんだって」
『うわー、その夢、カンペキにヘンだわ。しかも、いつも同じってのも、かなり不思議な現象だよな』
「うん…。夢の中とはいえ、まあ、怖いわよね、高いとこ別にって私らからしてもこえーし!ましてや、キリコは重症度の高所ダメ子ちゃんなんだからさ…」
ツグオのカラダの中にキリコが落っこちてきた日の翌日放課後…。
ミクコはキリコの姉の立場でカレシのツグオへ、”実は…”と、妹の抱える悩みを吐露するのだったが…。
***
『で、その夢、どういう展開なんだ❓ひょっとして梯子から落ちちゃうとかか…❓その後、わー‼…ああ、夢かって、汗びっしょりで目が覚めるそんなパターンとか…』
「ううん、ただ一段一段梯子を下るだけが繰り返されて、それで終わりらしいのよ。今んとこは、毎回…。ちなみにパジャマ姿でってことよ、いつも。気が付くと朝だってから、そのまま夢から解放されて寝てるってことだろうけどね。本人的には」
いつもはキャハキャハ系な話っぷりが定番のミクコからしたら、やけに神妙な語り口だっただけに、ツグオもどこか親身に耳を傾けていた。
他ならぬ、現役カノジョの妹のシンコク話ってことで!
***
『フーン…。それでさ、けっこうな頻度なの、その夢❓』
「最初は去年の夏あたりで、2,3か月に一回とかそんなもんだったらしい。だから、本人的にもあんま、気にしてなかったみたいなんだけど…。今年の夏休み前からよく見るようになって、先月あたりからは数日おきだって言うから、さすがに親もね…。したら、きっと、受験が近づいてきて、そのストレスからだろうって。まあ、昨日みたいな押し入れタイムも中学入ってしばらくなくなってたんだけどさ。その夢が頻繁になってきたのと並行してさ、しょっちゅうになってきたから。さすがにツグオとエロモードになってる時にアレは驚いたけど…(爆笑)」
『驚いたのはこっちだわ。ハハ…』
この日は、ミクコとツグオも、ここでその話は終わったのだが…!
***
その日から約2週間後…。
ミクコとツグオにとって、予期せぬ事態がおこる。
”はー?ここどこだよ!なんで梯子に乗っかってんだ、オレ…”
***
「えー‼ちょっと、ツグオ、それ、ホントなのー⁉」
『ああ、ホントだわ。パジャマ姿なのもはっきり意識できたし。オレもお前から妹がよく見る夢の話を聞いて、それなりに頭の中にあったから、そのせいだろうから』
「そうだろうね。まあ、たぶん一回だけだよ。ハハハ…」
二人はさして気にしていなかったが…。
その二日後…。
「ちょっとー!ツグオ、雲の中を貫く梯子にパジャマ姿で乗っかってるあの夢、またなの?全く同じ夢だったのね‼」
さすがにミクコは心穏やかとはいかなかった。
一日置いて、例の同じ夢をみたとツグオが告げてきたのだから。
”さすがに単なる偶然なんてことないでしょ。ふう…”
ミクコはいかさか、アタマが混乱していた。
『とにかく、これで終わりかどうかだよ、問題は。お前の妹もその夢、続いてるんだから、この後も続くとなると…』
「そうね。キリコにはまだ黙ってるけど、これで終わりにならなかったら、いろいろ考えないとね」
『ああ…』
そして、二人の不安はあっけなく的中する…。
***
『参った…。これで3回目だわ。全くおんなじなんだよ、それが。要は眼下に雲がだけが覆ってて、天にまで突き抜けるような梯子を一段一段、ただ漫然と上っていく…。キリコちゃんが見てる夢と一緒ってわけだ…』
「ツグオ、アナタ、梯子下ってるんじゃなくて登ってるの❓それ、間違いない❓」
『ああ、間違いない。最初からなぜか登ってた…』
「ウチの妹は逆よ!いつも、下ってるのよ。だから、厳密には二人同じ夢ってことじゃないのよ!」
『ああ、そうか!キリコちゃんも相変わらずなのか?』
「うん…。昨日も出たらしい。これでここんとこ4日連ちゃんだってから、相当参ってる。しかも、あくまで夢の中の感覚らしいんだけど、そろそろ梯子から足踏み外すとかで落ちそうな感じだって…。そんな恐怖感が日に日に増してるって言ってるのよ。ふう…、親もさあ、担任に話すか、あるいは学校で変な噂広がっても返ってまずいから、その前に専門の医者に観てもらった方がいいかなとか、迷ってるんだ。ああ、だから、ツグオもダメだよ、ゼッタイ!夢の件は誰にも口外したら」
『わかってる。しかしまあ…、オレはともかく、高所NGのキリコちゃんからしたら、マジ、キツいよな…。ここから落っこちるかもって思ってるだけで、夢の中とはいえ、足も震えはハンパないだろうし…』
「ツグオ…、この際、アンタが同じ夢見てるの、妹に伝えた方がいいかな?もしかすると、そんな夢見るの、私だけじゃないって気が楽になるかもだし…」
『どうかな…。彼女と初めて会ってから、1週間もしないうちに、同じ夢だぜ。その後は頻度が増えて繰り返してる…。かえって、なおのこと変だって気にしちゃうんじゃねーか❓』
「そうか~。とにかく、当面、毎朝報告ちょうだい。その夢見たか見ないか。私も妹からはうまく毎日聞き出すからさ」
『おお、了解だ』
で…、その翌日から、キリコとツグオは毎晩、梯子の夢を見ることとなった。
***
ー以下、ミクコとツグオのラインによるやり取りー
≪わかった🙆キリコちゃんへは、お前に任せる❕≫
≪👌もし、キリコがツグオと直接話したいってことになったら、ヨロシク❕≫
≪了解~~≫
かくて…。
その夜、ミクコは妹のキリコへ、ツグオも”あの後”、同じような夢を見るようになって、ここ3日間はアンタと同じで連チャン中だと告げるのだった。
自分の恋人があの押し入れ事件❓で初めて会ってほどなく、妹とほぼ同じ夢を見てると告げたことで、姉のミクコはキリコの反応をかなり気遣っていたが…。
幸い、妹は”それ”をプラスに捉えたようで、どちらかというと、幾分気が楽になった様子であったのが、ミクコには嬉しかった。
姉として…。
『なるほどな…、お前の妹、高所恐怖症ではあるが、閉所アンド暗所は大好きっ子な訳か~』
「そう…、それも極度のね…。でさー、これは高校受験を控えてる精神的プレッシャーからかもしれないんだけどさ…、最近はヘンな夢…、それ同じ夢らしいんだけどここ最近頻繁に見るって、けっこう深刻なんだわ」
『どんな夢❓』
「あのね、どっかとても高いところ…、うん、下を見下ろすと雲しか見えないってから、やっぱ、小2ん時に登った山の山頂と被ってるのかも。そんでなのよ…!あの子、決まって、雲をぶち抜く長い梯子を後ろ向きで一段一段降りてるんだって。ガタガタと足震わせて…。夢に出てくるシーンはきまってこのシーンなんだって」
『うわー、その夢、カンペキにヘンだわ。しかも、いつも同じってのも、かなり不思議な現象だよな』
「うん…。夢の中とはいえ、まあ、怖いわよね、高いとこ別にって私らからしてもこえーし!ましてや、キリコは重症度の高所ダメ子ちゃんなんだからさ…」
ツグオのカラダの中にキリコが落っこちてきた日の翌日放課後…。
ミクコはキリコの姉の立場でカレシのツグオへ、”実は…”と、妹の抱える悩みを吐露するのだったが…。
***
『で、その夢、どういう展開なんだ❓ひょっとして梯子から落ちちゃうとかか…❓その後、わー‼…ああ、夢かって、汗びっしょりで目が覚めるそんなパターンとか…』
「ううん、ただ一段一段梯子を下るだけが繰り返されて、それで終わりらしいのよ。今んとこは、毎回…。ちなみにパジャマ姿でってことよ、いつも。気が付くと朝だってから、そのまま夢から解放されて寝てるってことだろうけどね。本人的には」
いつもはキャハキャハ系な話っぷりが定番のミクコからしたら、やけに神妙な語り口だっただけに、ツグオもどこか親身に耳を傾けていた。
他ならぬ、現役カノジョの妹のシンコク話ってことで!
***
『フーン…。それでさ、けっこうな頻度なの、その夢❓』
「最初は去年の夏あたりで、2,3か月に一回とかそんなもんだったらしい。だから、本人的にもあんま、気にしてなかったみたいなんだけど…。今年の夏休み前からよく見るようになって、先月あたりからは数日おきだって言うから、さすがに親もね…。したら、きっと、受験が近づいてきて、そのストレスからだろうって。まあ、昨日みたいな押し入れタイムも中学入ってしばらくなくなってたんだけどさ。その夢が頻繁になってきたのと並行してさ、しょっちゅうになってきたから。さすがにツグオとエロモードになってる時にアレは驚いたけど…(爆笑)」
『驚いたのはこっちだわ。ハハ…』
この日は、ミクコとツグオも、ここでその話は終わったのだが…!
***
その日から約2週間後…。
ミクコとツグオにとって、予期せぬ事態がおこる。
”はー?ここどこだよ!なんで梯子に乗っかってんだ、オレ…”
***
「えー‼ちょっと、ツグオ、それ、ホントなのー⁉」
『ああ、ホントだわ。パジャマ姿なのもはっきり意識できたし。オレもお前から妹がよく見る夢の話を聞いて、それなりに頭の中にあったから、そのせいだろうから』
「そうだろうね。まあ、たぶん一回だけだよ。ハハハ…」
二人はさして気にしていなかったが…。
その二日後…。
「ちょっとー!ツグオ、雲の中を貫く梯子にパジャマ姿で乗っかってるあの夢、またなの?全く同じ夢だったのね‼」
さすがにミクコは心穏やかとはいかなかった。
一日置いて、例の同じ夢をみたとツグオが告げてきたのだから。
”さすがに単なる偶然なんてことないでしょ。ふう…”
ミクコはいかさか、アタマが混乱していた。
『とにかく、これで終わりかどうかだよ、問題は。お前の妹もその夢、続いてるんだから、この後も続くとなると…』
「そうね。キリコにはまだ黙ってるけど、これで終わりにならなかったら、いろいろ考えないとね」
『ああ…』
そして、二人の不安はあっけなく的中する…。
***
『参った…。これで3回目だわ。全くおんなじなんだよ、それが。要は眼下に雲がだけが覆ってて、天にまで突き抜けるような梯子を一段一段、ただ漫然と上っていく…。キリコちゃんが見てる夢と一緒ってわけだ…』
「ツグオ、アナタ、梯子下ってるんじゃなくて登ってるの❓それ、間違いない❓」
『ああ、間違いない。最初からなぜか登ってた…』
「ウチの妹は逆よ!いつも、下ってるのよ。だから、厳密には二人同じ夢ってことじゃないのよ!」
『ああ、そうか!キリコちゃんも相変わらずなのか?』
「うん…。昨日も出たらしい。これでここんとこ4日連ちゃんだってから、相当参ってる。しかも、あくまで夢の中の感覚らしいんだけど、そろそろ梯子から足踏み外すとかで落ちそうな感じだって…。そんな恐怖感が日に日に増してるって言ってるのよ。ふう…、親もさあ、担任に話すか、あるいは学校で変な噂広がっても返ってまずいから、その前に専門の医者に観てもらった方がいいかなとか、迷ってるんだ。ああ、だから、ツグオもダメだよ、ゼッタイ!夢の件は誰にも口外したら」
『わかってる。しかしまあ…、オレはともかく、高所NGのキリコちゃんからしたら、マジ、キツいよな…。ここから落っこちるかもって思ってるだけで、夢の中とはいえ、足も震えはハンパないだろうし…』
「ツグオ…、この際、アンタが同じ夢見てるの、妹に伝えた方がいいかな?もしかすると、そんな夢見るの、私だけじゃないって気が楽になるかもだし…」
『どうかな…。彼女と初めて会ってから、1週間もしないうちに、同じ夢だぜ。その後は頻度が増えて繰り返してる…。かえって、なおのこと変だって気にしちゃうんじゃねーか❓』
「そうか~。とにかく、当面、毎朝報告ちょうだい。その夢見たか見ないか。私も妹からはうまく毎日聞き出すからさ」
『おお、了解だ』
で…、その翌日から、キリコとツグオは毎晩、梯子の夢を見ることとなった。
***
ー以下、ミクコとツグオのラインによるやり取りー
≪わかった🙆キリコちゃんへは、お前に任せる❕≫
≪👌もし、キリコがツグオと直接話したいってことになったら、ヨロシク❕≫
≪了解~~≫
かくて…。
その夜、ミクコは妹のキリコへ、ツグオも”あの後”、同じような夢を見るようになって、ここ3日間はアンタと同じで連チャン中だと告げるのだった。
自分の恋人があの押し入れ事件❓で初めて会ってほどなく、妹とほぼ同じ夢を見てると告げたことで、姉のミクコはキリコの反応をかなり気遣っていたが…。
幸い、妹は”それ”をプラスに捉えたようで、どちらかというと、幾分気が楽になった様子であったのが、ミクコには嬉しかった。
姉として…。