私の不時着→💛

えっ…、もしかして~❓❓

えっ…、もしかして~❓❓



”やだ…、また私、梯子下ってる…。わあ、今日は特別雲に吸い込まれそうで、めちゃくちゃコワイ…。助けて…、誰か…”

その翌日、キリコとツグオは直でラインの交わし合いをスタートさせた。
あくまで、ミクコを交えたグループラインではなく、敢えて”当時者”二人でのやり取りということで、これは他ならぬミクコが提案したことであった。

更に!
そのやり取りは二人だけの共有にして、当面は姉の自分にも話さなくていいからと…。



第1日目⤵

≪そうか、キリコちゃんも4連チャン目か…😢まあ、4連達成、オレもだけど👍≫

≪ツグオさん、ワタシ、そろそろ転落する気がするの。とてもコワイ。梯子から落ちて、高校受験も落ちてって…。アタマ、ヘンになりそうだよ~~≫

≪大丈夫👊オレが守るから‼はは…、そう言ってて、こっちが先に転落とか、それもアリだしね(^_-)-☆≫

≪ツグオさん、優しんだね😢おねーちゃんが羨まし―❣≫




第2日目⤵

≪それ、ホントだよね⁉≫

≪夕べも確かに登ってた。あとはいつもとまったく一緒。雲もおんなじ❢多分、オレはこのあとも下らないと思うんだ≫

≪でも私はどうかな…。今晩、私も登っちゃうかも⁉嫌いな高いとこどんどん行っちゃうの、私❓コワイよ~~≫

≪大丈夫、大丈夫👊オレがそのうち追いつくから❕≫

≪そうだといいな~。なるべくなら、早めにお願い~~、ツグオさん~💛≫

≪りょう~かい~~😎≫



第3日目⤵

≪ふ~、良かったぜー👍キリコちゃん、やっぱ下ってるんだね❢≫

≪そう~、登ってなかった。登ってったら、いつまでたってもツグオさんに助けてもらえないもん😢≫

≪よし!なら、今夜からペース上げて、追いつくぞ!なる早でね(^^)≫

≪アリガト!待ってる~~💛≫

≪ああ、キリコちゃんは急がなくていいから。梯子踏み外さないことだけ考えればいいからネ❢≫

≪アリガト✖100万回ー❢≫



その夜…。
キリコの夢の中!


”やっぱ、今日も下ってる…。ふう、とにかくゆっくり、梯子踏み外さずにだ。ツグオさんの言うとおりに…。ああ~、でも、早く来て~。私をココから救って!ツグオさん…!え…❓えーっ❓もしかして私…、そういうこと❓❓…”



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