時間が戻った令嬢は新しい婚約者が出来ました。
第二十六話 当てにしてますよ
もうすぐ、アレク様達がやって来る。
お出迎えの為、オズワルド様と玄関に向かっていた。
それにレオン様のことは、よく考えたらきっと、私とレオン様が婚約する未来はもうないと思う。
シェリー様のお邸でした占いの結果は、半年後から今日出会うと言われた。
あの時は変な占いの結果だなと思ったが、あれはきっと、オズワルド様のことだと今はわかる。
「リディア、会いたくないなら体調が悪いと言って部屋に居てもいいのだぞ」
「……それも考えたのですが、もし会うだけが必然というなら、オズワルド様と一緒の方がいいと思ったのです」
オズワルド様は意外と頼りになるはず。
オズワルド様を見ると、不思議そうな顔で私を見ていた。
「何ですか?」
「意外と当てにされているのかと」
「勿論、当てにしてますよ。いざとなったらアリシアに止めを刺して下さいね」
「俺を勝手に暗殺者にする気だったのか。俺が暗殺者になったら追われるかもしれんだろうが」
「その時は一緒に逃げますよ。逃避行の始まりですね」
「一緒に逃げるのか?」
「勿論一緒に逃げますよ」
ちっ、やっぱり、止めを刺すのは無理ね。
今の所、アリシアに何もされてなければ、接点もない。
やはり、オズワルド様と一緒にいるのが、一番良い方法かしら。
……本当は、こんな理由もなく一緒にいたかったのだけど。
オズワルド様を見ると、顔がにやけていた。
「顔がにやけてますよ」
「……可愛いなと思って」
「……さっきのは冗談ですからね」
「当たり前だ。俺が暗殺者になってどうするんだ」
そうですね。
でも、意外と似合うかもと秘かには思ってました。
そう思っているとオズワルド様が肩を抱き寄せてきた。
ドキドキするから止めてほしい。
「何ですか? この手は?」
「俺達が仲良くしていると、レオン様はきっと悔しがるぞ」
「……本当ですか?」
レオン様が私のことを本当に好きだったかどうかもわからないのに。
オズワルド様がくっつきたいだけじゃないかしら。
そのまま、オズワルド様と玄関まで歩き、アレク様達の馬車が到着した。
お出迎えの為、オズワルド様と玄関に向かっていた。
それにレオン様のことは、よく考えたらきっと、私とレオン様が婚約する未来はもうないと思う。
シェリー様のお邸でした占いの結果は、半年後から今日出会うと言われた。
あの時は変な占いの結果だなと思ったが、あれはきっと、オズワルド様のことだと今はわかる。
「リディア、会いたくないなら体調が悪いと言って部屋に居てもいいのだぞ」
「……それも考えたのですが、もし会うだけが必然というなら、オズワルド様と一緒の方がいいと思ったのです」
オズワルド様は意外と頼りになるはず。
オズワルド様を見ると、不思議そうな顔で私を見ていた。
「何ですか?」
「意外と当てにされているのかと」
「勿論、当てにしてますよ。いざとなったらアリシアに止めを刺して下さいね」
「俺を勝手に暗殺者にする気だったのか。俺が暗殺者になったら追われるかもしれんだろうが」
「その時は一緒に逃げますよ。逃避行の始まりですね」
「一緒に逃げるのか?」
「勿論一緒に逃げますよ」
ちっ、やっぱり、止めを刺すのは無理ね。
今の所、アリシアに何もされてなければ、接点もない。
やはり、オズワルド様と一緒にいるのが、一番良い方法かしら。
……本当は、こんな理由もなく一緒にいたかったのだけど。
オズワルド様を見ると、顔がにやけていた。
「顔がにやけてますよ」
「……可愛いなと思って」
「……さっきのは冗談ですからね」
「当たり前だ。俺が暗殺者になってどうするんだ」
そうですね。
でも、意外と似合うかもと秘かには思ってました。
そう思っているとオズワルド様が肩を抱き寄せてきた。
ドキドキするから止めてほしい。
「何ですか? この手は?」
「俺達が仲良くしていると、レオン様はきっと悔しがるぞ」
「……本当ですか?」
レオン様が私のことを本当に好きだったかどうかもわからないのに。
オズワルド様がくっつきたいだけじゃないかしら。
そのまま、オズワルド様と玄関まで歩き、アレク様達の馬車が到着した。