時間が戻った令嬢は新しい婚約者が出来ました。
第四十二話 レオン2
その後、父上から婚約者をそろそろ決めろと言われて、釣書を見ると、あのリディア・ウォード嬢がいた。
また、会いたいと思っていた。
彼女に決めようと決意したが、父上に婚約者候補から選んだ令嬢を伝える日になり、オズワルドから衝撃の事実を突きつけられた。
リディア嬢と婚約したと。
何故今から婚約を決定する時に、オズワルドとリディアの婚約を聞かねばならんのか。
しかも、よりによってこの女好きのオズワルドと。
聞かなかったことにして、リディアと婚約してやろうとも思ったが、あっさり兄上が婚約の話をした。
まあ、無理だろうとは思ったが、やはり聞かなかったことには出来なかった。
母上もリディアを推していたようで残念そうだった。
「リディア嬢なら、いつも礼儀正しく笑顔を絶さないで花嫁修行も立派にやり遂げると思ったのに。リディア嬢ならフェリシアとも上手くやれると安心するのに」
母上はそう言いため息をついた。
結局、他の婚約者候補を考えてなかった為、選ぶことが出来ず保留となった。
兄上にはこの後、何故リディアのことを話さなかったのかと聞かれた。
だから、言い出すタイミングが中々なくてと適当に言った。
もしかして、リディアは無理矢理オズワルドと婚約させられたのでは?と思うようになり、段々私がリディアを助けなくては。とバカなことを考えるようになった。
そして、兄上が休暇でオズワルドの邸に行く時に一緒に行くことにした。
何故か暇だったし。
だが、オズワルドの邸に行って後悔し始めた。
リディアはずっとオズワルドの側を離れない。
いつも笑顔だから、それが本音かどうかの判断もつけられない。
そして、狩りに行く直前に偶然にもリディアと二人っきりになった。
リディアにオズワルドのことを話すと、いつもの笑顔と全く違い雰囲気さえも違った。
そして、リディアはオズワルドがいいと真剣な顔で言った。
私はリディアに近付くなと言われている気になった。
このタイミングでオズワルドが出て来て、リディアはオズワルドにしがみつくように抱きついて行った。
私はこの瞬間に、フラレたのだと確信した。
そして、リディアとオズワルドを見たくなくなり、兄上達が狩りに行っている間に王宮へと帰り、すぐに婚約者を決めた。
リディアのように気になっていた娘でも何でもなく適当に決めたのだ。
決めた婚約者は適当に釣書からとった娘、エルサ・バーンズ公爵令嬢だった。
また、会いたいと思っていた。
彼女に決めようと決意したが、父上に婚約者候補から選んだ令嬢を伝える日になり、オズワルドから衝撃の事実を突きつけられた。
リディア嬢と婚約したと。
何故今から婚約を決定する時に、オズワルドとリディアの婚約を聞かねばならんのか。
しかも、よりによってこの女好きのオズワルドと。
聞かなかったことにして、リディアと婚約してやろうとも思ったが、あっさり兄上が婚約の話をした。
まあ、無理だろうとは思ったが、やはり聞かなかったことには出来なかった。
母上もリディアを推していたようで残念そうだった。
「リディア嬢なら、いつも礼儀正しく笑顔を絶さないで花嫁修行も立派にやり遂げると思ったのに。リディア嬢ならフェリシアとも上手くやれると安心するのに」
母上はそう言いため息をついた。
結局、他の婚約者候補を考えてなかった為、選ぶことが出来ず保留となった。
兄上にはこの後、何故リディアのことを話さなかったのかと聞かれた。
だから、言い出すタイミングが中々なくてと適当に言った。
もしかして、リディアは無理矢理オズワルドと婚約させられたのでは?と思うようになり、段々私がリディアを助けなくては。とバカなことを考えるようになった。
そして、兄上が休暇でオズワルドの邸に行く時に一緒に行くことにした。
何故か暇だったし。
だが、オズワルドの邸に行って後悔し始めた。
リディアはずっとオズワルドの側を離れない。
いつも笑顔だから、それが本音かどうかの判断もつけられない。
そして、狩りに行く直前に偶然にもリディアと二人っきりになった。
リディアにオズワルドのことを話すと、いつもの笑顔と全く違い雰囲気さえも違った。
そして、リディアはオズワルドがいいと真剣な顔で言った。
私はリディアに近付くなと言われている気になった。
このタイミングでオズワルドが出て来て、リディアはオズワルドにしがみつくように抱きついて行った。
私はこの瞬間に、フラレたのだと確信した。
そして、リディアとオズワルドを見たくなくなり、兄上達が狩りに行っている間に王宮へと帰り、すぐに婚約者を決めた。
リディアのように気になっていた娘でも何でもなく適当に決めたのだ。
決めた婚約者は適当に釣書からとった娘、エルサ・バーンズ公爵令嬢だった。