とことわのその ― 獣と絡まり蔦が這い ―【加筆修正版更新中】
「わあ、ありがとう。ちょうどコーヒー豆なくなるところだったから、うれしいなあ」

「由紀。お前、最終更新履歴、更新しただろ」

「は?」

「邑木さんと仲直りして、その流れで更新しただろ」

「なんで」

「三日前と顔が違う」

「してないし、しても教えないよ、そんなこと」

「絶対してる」

嘘をつかれていると思ったのか、康くんはラムレーズンアイスをいつもより二回りは小さくよそった。
なんて子どものような仕返し。
康くんもなかなかケツの穴がちっちえ。

「由紀ちゃん、なに飲む?」

「今日はいいです。休肝日にするんで」

苦笑すると、「じゃあラムレーズンもアウトじゃん。それだってラム酒じゃん」と康くんが横やりを入れた。

「これくらいはいいの」

「飲め。飲んで正直に話せ」

「話さないってば」

まだ疑っている康くん。
でも、邑木さんと最後までしていないのは事実だった。
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