とことわのその ― 獣と絡まり蔦が這い ―【加筆修正版更新中】
 むしゃくしゃしてヤった。

 相手は邑木さんがよかった。

 反省なんてしていないし、するつもりもない。


 これを知ったら、ひーくんはどうするだろう。


 軽蔑で顔を歪める?

 呆れてぽかんと口を開く?


 なんだっていい。どれだっていい。どうだっていい。

 絶望に、罪悪に、突き落とせるのなら。

 もうどうにでも、どうにでもなれ――。
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