好きになっちゃ、だめでしたか?
告白される。
「留衣ー! 今日から高校生だね私たち」
今までとは違う、まるで建てたばかりのような真新しい建物は、私たちが今日から通う学校だった。
朝から、入学を祝ってくれるような青い空に光っている太陽。
息を吸えば、ちょうどいい温度の風が体の中に入ってくる。
だけど。
変わらないものもある。
例えば、友人。3年のときから同じクラスで親友と呼べるほどに仲良くなった一華。
無事に同じ高校に入学して、なんと!
さっきクラスの表を確認したら同じクラスだった。
進学校で勉強に厳しいと聞いていたけれど、一華と一緒ならなんとかやっていけそうだと思う。
中靴に履き替えて、知らない顔ばかりの廊下を2人で歩く。
ときどき、中学の同級生がすれ違う。
「2人とも相変わらず仲良いね」
「まあね、しかも同じクラスなの」
「運命じゃん」
運命、なんて言葉を言い放って通り過ぎていく。
新しい校舎の、新しい空気。
張り詰められていて、息苦しかったらどうしようかと思っていたけれど、深呼吸をしたくなるほど軽い空気に心はほっと安心する。
「とりあえずあれだね。一か月後のテスト頑張らなきゃだね」
「ああ、うん、そうだった」
流石進学校、と教室に向かいながら空を見て思った。
今までとは違う、まるで建てたばかりのような真新しい建物は、私たちが今日から通う学校だった。
朝から、入学を祝ってくれるような青い空に光っている太陽。
息を吸えば、ちょうどいい温度の風が体の中に入ってくる。
だけど。
変わらないものもある。
例えば、友人。3年のときから同じクラスで親友と呼べるほどに仲良くなった一華。
無事に同じ高校に入学して、なんと!
さっきクラスの表を確認したら同じクラスだった。
進学校で勉強に厳しいと聞いていたけれど、一華と一緒ならなんとかやっていけそうだと思う。
中靴に履き替えて、知らない顔ばかりの廊下を2人で歩く。
ときどき、中学の同級生がすれ違う。
「2人とも相変わらず仲良いね」
「まあね、しかも同じクラスなの」
「運命じゃん」
運命、なんて言葉を言い放って通り過ぎていく。
新しい校舎の、新しい空気。
張り詰められていて、息苦しかったらどうしようかと思っていたけれど、深呼吸をしたくなるほど軽い空気に心はほっと安心する。
「とりあえずあれだね。一か月後のテスト頑張らなきゃだね」
「ああ、うん、そうだった」
流石進学校、と教室に向かいながら空を見て思った。
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