【最恐ホラー】憐の難破船(あいのなんぱせん)
第4話
9月3日の夜9時過ぎのことであった。
家の居間には、陽介とりつよと陽介の母親としゅうすけの4人がいて話し合いをしていた。
しゅうすけがおだやかに暮らして行くにはどうすればいいのか…
陽介自身は高校に行きたくても行くことができなかった…
しゅうすけには、つらい思いをさせたくない…
だから高校ヘ行ってほしい…
高校へ行って、楽しい時間を過ごしてほしい…
陽介は、しゅうすけに対して高校ヘ行ってほしいと願い続けていた。
しゅうすけは『楽しい時間って、何だよ!!』と言うて、陽介に激しく反発をした。
陽介はしゅうすけに対して『夏休みも冬休みもない、体育祭も文化祭も修学旅行も土日休みがないのだぞ!!』とクドクドと言うた。
りつよは、しゅうすけに対して『2学期は楽しい行事がたくさんあるよ…』とやさしい声で言うた。
陽介の母親は、陽介とりつよに対してものすごく怒った声で『あんたらの言うことはムジュンしてるわよ!!』と言うた。
陽介の母親は、大きくため息をついてからこう言うた。
「陽介はふざけているわよ!!何がせっかく入れた高校だから高校へ行きなさいよ!!しゅうすけが前にいた私立《コーコー》にいた時に殺人事件を起こしたことを思い出しなさい!!…その時、しゅうすけは気に入らない男子生徒数人を斬《き》りつけた…ふたりが死んで、3〜4人が大ケガを負った…うちひとりは1か月前に心肺停止で亡くなった…ガッコーから刑事告訴しますと言われた時、陽介ひとりがオタオタオタオタと騒ぎ立てた…おかーさんは知っている人にお願いして、示談交渉と今の高校に入ることができるようにしてあげたのよ…それなのに、また同じような事件を起こして退学《ツイホー》の危機にひんした…こななことになるのであれば、集団就職で大阪へ行かせた方がよかったみたいね…」
陽介の母親が言うた言葉に対して、りつよはものすごくあつかましい声で言い返した。
「義母さま!!それはどういう意味ですか!?アタシたち夫婦はせっかく入れた高校だから卒業式まで行ってほしいと言うてのよ!!しゅうすけが高校へ行く姿を見ることがアタシたち夫婦の楽しみよ!!」
「ふざけたことを言わないで!!あんたたちは、しゅうすけに対して押し付けるだけ押しつけているだけじゃないのよ!!」
「義母《おかあ》さまこそなによ!!ダンナが高校へ行くことができんかった原因は義父《クソジジイ》のアソビザンマイが原因で行けなかったのよ!!その原因を作ったのは義母《おかあ》さまの暴力が原因であることが分からないのかしら!!」
「ンマー!!なんてことを言うのよ!!りつよさんは、上西の家にイチャモンをつける気かしら!!」
「ええ、そのとおり!!」
「上西の家にイチャモンをつけるのであれば出て行きなさい!!」
「はぐいたらしいわねクソシュウトメ!!」
陽介の母親は、泣きそうな声で言うた。
「もう、なんなのかしら一体もう…こななことになるんだったら陽介に嫁をむかえるのじゃなかった!!どうして上西《うち》の男子《せがれ》たちの嫁は、ボロ女ばかりなのか…」
一階の居間から聞こえた怒号は、二階にいる奈美子とみのる(小4)とあやめ(小2)がいる勉強部屋にも響いた。
みのるとあやめは、奈美子に抱きついて『こわい』とか『またおかーさんとおばあちゃんがおらびあいをしよる』などと泣きそうな声で奈美子に言うた。
奈美子は『大丈夫よ、おかーさんとおばあちゃんは疲れているだけよ。』と言うて『気にしなくてもいいよ…』と言うしかなかった。
しかし、家族が仲良く暮らして行くことが不可能な状態であることを奈美子は言えなかった。
今の奈美子は、ものすごく苦しい立場に置かれていた。
しゅうすけは、生まれた時から陽介とそりが合わなかったので、しょっちゅう陽介からきつい暴力をふるわれていた。
奈美子は、りつよの元カレの子であった。
りつよは、元カレの友人たちのグループから集団レイプの被害を受けた。
その時に、りつよは元カレに胎内《なか》ヘ出された…
奈美子は、その時にできた子だった。
みのるとあやめは、りつよの2番目の彼の連れ子であった。
そうした複雑ないきさつがある中で、どうやって仲良く暮らして行くのか?
この時、家族はギブアップする一歩手前におちいった。
その翌日から、りつよと陽介の母親はいびつな嫁姑間の対立を起こすようになった。
その上に、陽介のキンシン期間がさらに延長した。
それが原因で、陽介はしゅうすけに対してきつい暴力をふるうようになった。
家庭崩壊のカウントダウンが始まった…
家族は、この先どうして行くつもりなのか?
家の居間には、陽介とりつよと陽介の母親としゅうすけの4人がいて話し合いをしていた。
しゅうすけがおだやかに暮らして行くにはどうすればいいのか…
陽介自身は高校に行きたくても行くことができなかった…
しゅうすけには、つらい思いをさせたくない…
だから高校ヘ行ってほしい…
高校へ行って、楽しい時間を過ごしてほしい…
陽介は、しゅうすけに対して高校ヘ行ってほしいと願い続けていた。
しゅうすけは『楽しい時間って、何だよ!!』と言うて、陽介に激しく反発をした。
陽介はしゅうすけに対して『夏休みも冬休みもない、体育祭も文化祭も修学旅行も土日休みがないのだぞ!!』とクドクドと言うた。
りつよは、しゅうすけに対して『2学期は楽しい行事がたくさんあるよ…』とやさしい声で言うた。
陽介の母親は、陽介とりつよに対してものすごく怒った声で『あんたらの言うことはムジュンしてるわよ!!』と言うた。
陽介の母親は、大きくため息をついてからこう言うた。
「陽介はふざけているわよ!!何がせっかく入れた高校だから高校へ行きなさいよ!!しゅうすけが前にいた私立《コーコー》にいた時に殺人事件を起こしたことを思い出しなさい!!…その時、しゅうすけは気に入らない男子生徒数人を斬《き》りつけた…ふたりが死んで、3〜4人が大ケガを負った…うちひとりは1か月前に心肺停止で亡くなった…ガッコーから刑事告訴しますと言われた時、陽介ひとりがオタオタオタオタと騒ぎ立てた…おかーさんは知っている人にお願いして、示談交渉と今の高校に入ることができるようにしてあげたのよ…それなのに、また同じような事件を起こして退学《ツイホー》の危機にひんした…こななことになるのであれば、集団就職で大阪へ行かせた方がよかったみたいね…」
陽介の母親が言うた言葉に対して、りつよはものすごくあつかましい声で言い返した。
「義母さま!!それはどういう意味ですか!?アタシたち夫婦はせっかく入れた高校だから卒業式まで行ってほしいと言うてのよ!!しゅうすけが高校へ行く姿を見ることがアタシたち夫婦の楽しみよ!!」
「ふざけたことを言わないで!!あんたたちは、しゅうすけに対して押し付けるだけ押しつけているだけじゃないのよ!!」
「義母《おかあ》さまこそなによ!!ダンナが高校へ行くことができんかった原因は義父《クソジジイ》のアソビザンマイが原因で行けなかったのよ!!その原因を作ったのは義母《おかあ》さまの暴力が原因であることが分からないのかしら!!」
「ンマー!!なんてことを言うのよ!!りつよさんは、上西の家にイチャモンをつける気かしら!!」
「ええ、そのとおり!!」
「上西の家にイチャモンをつけるのであれば出て行きなさい!!」
「はぐいたらしいわねクソシュウトメ!!」
陽介の母親は、泣きそうな声で言うた。
「もう、なんなのかしら一体もう…こななことになるんだったら陽介に嫁をむかえるのじゃなかった!!どうして上西《うち》の男子《せがれ》たちの嫁は、ボロ女ばかりなのか…」
一階の居間から聞こえた怒号は、二階にいる奈美子とみのる(小4)とあやめ(小2)がいる勉強部屋にも響いた。
みのるとあやめは、奈美子に抱きついて『こわい』とか『またおかーさんとおばあちゃんがおらびあいをしよる』などと泣きそうな声で奈美子に言うた。
奈美子は『大丈夫よ、おかーさんとおばあちゃんは疲れているだけよ。』と言うて『気にしなくてもいいよ…』と言うしかなかった。
しかし、家族が仲良く暮らして行くことが不可能な状態であることを奈美子は言えなかった。
今の奈美子は、ものすごく苦しい立場に置かれていた。
しゅうすけは、生まれた時から陽介とそりが合わなかったので、しょっちゅう陽介からきつい暴力をふるわれていた。
奈美子は、りつよの元カレの子であった。
りつよは、元カレの友人たちのグループから集団レイプの被害を受けた。
その時に、りつよは元カレに胎内《なか》ヘ出された…
奈美子は、その時にできた子だった。
みのるとあやめは、りつよの2番目の彼の連れ子であった。
そうした複雑ないきさつがある中で、どうやって仲良く暮らして行くのか?
この時、家族はギブアップする一歩手前におちいった。
その翌日から、りつよと陽介の母親はいびつな嫁姑間の対立を起こすようになった。
その上に、陽介のキンシン期間がさらに延長した。
それが原因で、陽介はしゅうすけに対してきつい暴力をふるうようになった。
家庭崩壊のカウントダウンが始まった…
家族は、この先どうして行くつもりなのか?