【最恐ホラー】憐の難破船(あいのなんぱせん)
第7話
10月12日の朝8時過ぎのことであった。
場所は、陽介の家族が暮らしている家にて…
居間のテレビの画面には、民放の朝のワイドショー番組が映っていた。
番組は、JR栗林駅の付近の通りで発生したものすごく恐ろしい事件のニュースのみで予定が大きく変更された。
画面には、大規模災害が発生した後の生々しい現場の様子が映っていた。
『付近を歩いていた人たちや付近のテナントビルにある店舗に来ていた人たちは、必死になって逃げていた最中に折り重なるように倒れてつぶれたり、火だるまになって大火傷を負うなどで亡く亡くなられた…』と番組の男性MCがあわただしい声で伝えていた。
事件現場の通りには、亡くなった人たちの遺体がたくさん散乱していた。
大量の血液が飛び散っているところがあるなど。きわめて危険な状態であった。
その中で、高松市の中央消防署の隊員たちが遺体を丁寧《ていねい》に運んでいた。
亡くなった人たちと一緒に遊びに来ていた人たちが大声をあげて泣いたり、衝撃的な現場をみたことが原因できちがいになって暴れ回っている様子がところどころであった。
JR高徳線は特急列車各駅停車ともに志度駅で折り返し運転…
ことでんも瓦町駅付近の通りの踏切や線路上に遺体が山積みになっている関係で、本線が円座駅で折り返し運転…長尾線と志度線が全線で運休…
代替バスが運行できない…
その上に、通勤通学の時間帯と重なっていたので乗客たちの間で大パニックが発生するなど大きな影響が出た。
付近の道路も通行止めになっていた関係で、一部の路線バスが運休になった…
事件の影響で、市民生活は一日中マヒした。
りつよは、しんどそうな顔でテレビをみていた。
この時、りつよは働く意欲を喪っていたと同時に家族や子供たちを守って行く気持ちも喪《な》くした。
りつよの気だるい気持ちが原因で、みのるは同じクラスの女の子を求めるより他はなかった。
家族は、ダラクのイットをたどることになった。
それから2日後のことであった。
りつよは、勝手に職場を休んで高校時代の友人に会いに行った。
その間に、みのるは家の戸を全部しめたあとカーテンで目隠しをした。
その後、遊びに来ていた女の子をその場に寝かせた。
その後、みのると女の子はダラクヘ向かった。
ふたりのえげつない声が外にもれていることも知らずに夢中になった。
「ああ、みのる。」
「(女の子)。」
「みのる。」
「後悔しない?」
「後悔しない。」
「(女の子)。」
「みのる。」
「(女の子)。」
「みのる。」
「(女の子)。」
「みのる。」
みのるは、善悪の区別が理解できなくなった。
女の子もまた、善悪の区別ができなくなった。
みのると女の子は、その翌日から学校をずる休みした。
あげくの果てに、部屋の中にこもりきりになってあられもないことをしていた。
その一方で、奈美子とあやめは帰宅することができずに困り果てていた。
10月20日頃であった。
陽介の家のキンリンがきわめて危険な状態におちいった。
この時、近所の奥さま方がひそひそ声で『ウエニシさん方の家に変質者が侵入したのかもしれないわ。』と話していた様子が聞こえた。
それを聞いた陽介の母親は、ものすごい血相で家へ向かった。
たいへんだ…
急がないと大ゴトになるわ…
それなのにりつよさんと陽介はなに考えてとんかしら…
陽介の母親は、かぎやさんに電話してカギをこじ開けてほしいとお願いした。
その後、カギ屋さんが到着した。
カギ屋さんは、玄関のドアのカギをこじ開けた。
その後、陽介の母親が家に入った。
家に入ることができたのは夜7時に10分前だった。
この後、陽介の母親はよりし烈なインパクトを受けたようだ。
場所は、陽介の家族が暮らしている家にて…
居間のテレビの画面には、民放の朝のワイドショー番組が映っていた。
番組は、JR栗林駅の付近の通りで発生したものすごく恐ろしい事件のニュースのみで予定が大きく変更された。
画面には、大規模災害が発生した後の生々しい現場の様子が映っていた。
『付近を歩いていた人たちや付近のテナントビルにある店舗に来ていた人たちは、必死になって逃げていた最中に折り重なるように倒れてつぶれたり、火だるまになって大火傷を負うなどで亡く亡くなられた…』と番組の男性MCがあわただしい声で伝えていた。
事件現場の通りには、亡くなった人たちの遺体がたくさん散乱していた。
大量の血液が飛び散っているところがあるなど。きわめて危険な状態であった。
その中で、高松市の中央消防署の隊員たちが遺体を丁寧《ていねい》に運んでいた。
亡くなった人たちと一緒に遊びに来ていた人たちが大声をあげて泣いたり、衝撃的な現場をみたことが原因できちがいになって暴れ回っている様子がところどころであった。
JR高徳線は特急列車各駅停車ともに志度駅で折り返し運転…
ことでんも瓦町駅付近の通りの踏切や線路上に遺体が山積みになっている関係で、本線が円座駅で折り返し運転…長尾線と志度線が全線で運休…
代替バスが運行できない…
その上に、通勤通学の時間帯と重なっていたので乗客たちの間で大パニックが発生するなど大きな影響が出た。
付近の道路も通行止めになっていた関係で、一部の路線バスが運休になった…
事件の影響で、市民生活は一日中マヒした。
りつよは、しんどそうな顔でテレビをみていた。
この時、りつよは働く意欲を喪っていたと同時に家族や子供たちを守って行く気持ちも喪《な》くした。
りつよの気だるい気持ちが原因で、みのるは同じクラスの女の子を求めるより他はなかった。
家族は、ダラクのイットをたどることになった。
それから2日後のことであった。
りつよは、勝手に職場を休んで高校時代の友人に会いに行った。
その間に、みのるは家の戸を全部しめたあとカーテンで目隠しをした。
その後、遊びに来ていた女の子をその場に寝かせた。
その後、みのると女の子はダラクヘ向かった。
ふたりのえげつない声が外にもれていることも知らずに夢中になった。
「ああ、みのる。」
「(女の子)。」
「みのる。」
「後悔しない?」
「後悔しない。」
「(女の子)。」
「みのる。」
「(女の子)。」
「みのる。」
「(女の子)。」
「みのる。」
みのるは、善悪の区別が理解できなくなった。
女の子もまた、善悪の区別ができなくなった。
みのると女の子は、その翌日から学校をずる休みした。
あげくの果てに、部屋の中にこもりきりになってあられもないことをしていた。
その一方で、奈美子とあやめは帰宅することができずに困り果てていた。
10月20日頃であった。
陽介の家のキンリンがきわめて危険な状態におちいった。
この時、近所の奥さま方がひそひそ声で『ウエニシさん方の家に変質者が侵入したのかもしれないわ。』と話していた様子が聞こえた。
それを聞いた陽介の母親は、ものすごい血相で家へ向かった。
たいへんだ…
急がないと大ゴトになるわ…
それなのにりつよさんと陽介はなに考えてとんかしら…
陽介の母親は、かぎやさんに電話してカギをこじ開けてほしいとお願いした。
その後、カギ屋さんが到着した。
カギ屋さんは、玄関のドアのカギをこじ開けた。
その後、陽介の母親が家に入った。
家に入ることができたのは夜7時に10分前だった。
この後、陽介の母親はよりし烈なインパクトを受けたようだ。