君と二人でいられること。
結局私は、どこに行ってもひとりぼっちのままなんだね。

そう思った瞬間、何もかもがどうでもよく思えてきて、涙がふとやんだ。

ようやく顔を上げることができたとき、晴れ渡った空が視界いっぱいに広がった。まるで、全てを柔らかく包み込んでくれるような、そんな美しい空だった。
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